東京おもてなし男の大冒険

もてなしライフのズッコケ方

4組目 フランスから来た子猫ちゃんたち

どM接客おじさんのいたるです。

 

9時半から23時半までお店で働いて

帰ってから朝まで民泊をやってます。

24時間接客。

2月から始めた民泊。

今回はその4組目です。

 

これは、どM接客おじさんの戦いの記録である。

 

 

欧米圏からこんにちわ

これまできた彼らはアジア圏からだった。

 

 

英語も拙い英語どうし、緊張もせず話ができた。

 

それが今度は、英語圏から

 

フランスのカップルがやってきたのである。

 

 

あまり緊張しないたちだが、今回ばかりは緊張していた。

 

 

 

果たして、きちんとおもてなしできるだろうか。。。

 

 

 

結果から言うと

馬鹿みたいだが帰って電気が消えてて何やら音がするから

まさか愛し合ってる最中か、と勘違いして、
気を揉みすぎて一度コンビニに買い物に行って

時間を潰してから帰ってくる

という気の使い方をしたが

どうやら動画を見ていただけだったらしいという、

まあやれやれな話しです。

 

・めちゃくちゃ小顔ぱっちりで

彼女が可愛いくてドキドキ!!

なのに腕毛びっしりというギャップ!

カルチャーショック!
というかその腕毛にびっくりしている自分にもびっくり!
でもしょうがないと思う。
なんか心がザワザワするんです。

 

・靴を綺麗に脱げないという欧米の文化に触れる

どうも脱ぐ文化がないからか

靴を揃えておかないという。

で、靴を揃えて置いておいても

また次の日にはぐちゃぐちゃで脱ぐという。

まあそのうち慣れて心は動かなくなりました。

平常心で綺麗に並べ直してます。

 

 

などという感じ。

 

 

おもてなしできたかと言うとこれは、

正直、

怪しい。

 

 

 

泊まったのは3泊4日。

 

すれ違いも多く、すべて仕事だったので、会話する機会はたったの二度。

 

その中で、話は盛り上がった。

 

確かに盛り上がったのだが。

 

・アニメ好きで多少の日本語を披露してくれたから

・とにかくお茶目な二人で笑いが絶えなかった

・唐突に「じゃあな!」と言ってくるファンキーなやつだった

・彼女がとにかく可愛かった

・とにかく二人とも笑顔がチャーミングすぎた

・ちょっとした隙に話しかけてくるあたり欧米人のコミュニケーションの間だなと思った

 

 

上記のようにいろいろ盛り上がりポイントはあった。

 

そして懸念していた欧米圏だから英語は大丈夫か?

 

という不安など、会話開始5分で消し飛んでいた。

 

相手がアジア圏だろうが、欧米圏だろうが、関係ない。

大事なのは熱意である。

 

これは大きな気づきで、大きく自信になった。

 

このように当初の懸念は速攻でKOしたのだが、

 

そのあとに俺は致命的なミスを連発していくのであった・・。

 

 

アニメ好きのフランス人

 

セオリー通り、自己紹介のあと、相手の好みを聞き出せた。

 

アニメが好きなのだと言う。

 

シグルイ」というアニメがいいのだそうだ。

 

だが、そのアニメを知らない俺。

 

致命的!

 

だがミスはそこではなかった。

 

知らないなら調べればよかったのだ。

 

本格的なミスとは、ミスが起きた後に挽回しようとしないことである。

 

日頃、レストランでやっていること。

それができないのも、致命的。反省。

 

そう、この時の俺はシグルイを調べなかった。

 

すぐに次の話題へ移ってしまった。

 

そして決定的な第二のミスを犯すこととなる。

 

どこ行くかを決めてこない外国人たち

こちらが、「どこに行くの?」と聞くと、

「まだ決めてないんだ。」と多くのゲストは言う。

これは民泊あるある。

 

 

4組目にして、ようやくそのことが分かった。

日本に来てどうするか、多くの海外のゲストは決めていない。

 

こんなに遠くの日本くんだりまで来てるのに、である。

 

 

と思ったけど

でも、自分が海外に行った場合は?と考えると、

確かにそんなに細かく決めてないことを思い出す。反省。

 

だいたい、このへん行こうかなーと目星をつけるくらいで、

あとは現地で決めるのが通例ですよね。

 

 

しかし受け入れる側となると途端に

相手の計画性のなさに愕然とするのである。

 

我ながら勝手なもんです。

 

 

そんなことを頭で考えていると、

次に彼らは決まってこう言う。

 

「東京ではどこがオススメなの?」

 

現地の人間のオススメに従いたい気持ちはわかります。

 

でも俺はここで困ることとなる。

 

ここで第二のミステイク。

 

 

困ったことに東京でオススメしたい場所などないのである

 

東京生まれ東京育ち

(実は4割埼玉育ち)

 

それなのに海外からのゲストにオススメしたい場所がない。

という衝撃。

 

恥ずかしい事実。

 

日本男児として嘆かわしい醜態。

 

 

 

「どこがオススメなの?」

 

 

という質問に対して、答えられない自分は

 

多少の沈黙のあと苦し紛れにこう言い放ったのである。

 

 

「浅草、とかかな?」

 

無難な場所を答えていた。

 

 

心からのオススメでない場合、

答えた言葉に強い力は宿らない。

まあそりゃそうだ。 

 

もちろん、そのあとの言葉も続かない。

 

 

楽しみにしていたコーラを飲んだら気が抜けていた時のような

明らかな不満顔をフランス人たちは一瞬したような気がする。

 

 

今思い出しても、恥ずかしい気持ちになる。

 

 

ホストとして失格だ俺。。

 

 

ではどう答えたらよかったのか?

 

ヒントは与えられていたように思う。

 

その前の会話で、「シグルイ」が好きであるという情報は得ていた。

シグルイ」とはwikipediaによると、

 

寛永6年9月24日、駿府城内で御前試合が行われることとなった。御前試合は、慣例として木剣を使用することになっているが、周囲が諌めたにもかかわらず、駿河大納言・徳川忠長の命により、今回は真剣を用いることが決定され、剣士達による凄惨な殺し合いが幕を開ける。

よくわからないですよね。

 

たぶん戦国時代のなかなかバイオレンスなチャンバラの話のようだ。

 

これさえわかっていれば!

と今となっては悔やむんです。

 

 

侍、甲冑、戦い、チャンバラなどのアイテム。

 

武士道、大和魂、こうした精神性。

 

 

彼が引かれていたのはこういうものだったのだ。

 

もし上記のキーワードを含む観光地を紹介していれば。。

 

侍ミュージアムってのもあったなぁと思い出しながら。。

 

 

そうすれば彼らの求める答えを与えることができたはずなのだった。

 

 

海外からのゲストはホストにオススメの場所を聞きたがっている

民泊のおける大きな結論の一つ。

 

これさえ押さえておけば、

民泊のコミュニケーションはうまく行っちゃう。

 

というのが、

「相手が好きそうなオススメの場所を教える」

なのではないか。

 

これが今回得た教訓であり、一つの仮説である。

 

 

次回以降、これを解き明かしていきたい。

 

と同時に、

次回来るゲストの好みに合わせてオススメを披露できたら

「一気に距離が縮まった」

と言う結論をここで書けるのではないか。

 

 

仮説検証、楽しみにしていてほしい。

 

 

で、結局一番の思い出は?

 

職場の同僚に教えてもらったフランス語。

 

 

「モンプティシャ」=「僕の可愛い子猫ちゃん。」

 

 

いかにもフランスっぽい言い回し。

 

 

同僚に教えてもらってから、これを言いたくて言いたくて仕方なかった。

だって、まず日本人相手には使えないじゃんね。

フランス人にしか使えないもんね。

使うなら、今しかないでしょ!!

というわけで。。

 

「言いたいフランス語があるんだ」

と前置きした上で

このセンテンスを言ってみた。

そうしたら、笑ってくれて、

「それは小さい子供や彼女にいう言葉だよ」

と教えてくれた。

 

言葉を教え合うっと微笑ましいなぁと。

 

一通り、話し終えて、部屋に戻る彼は、

「おやすみは、ボンニュイだよ」

と教えてくれた。

 

 

わかったと表情で伝え、

「ボンニュイ モンプティシャ」と言った。

 

 

この時の彼の顔。

ただでさえ笑顔が素敵な彼が、

この時最後に見せた顔は、

長身を丸め

少年のように無邪気に

くしゃくしゃになって笑う

最高の笑顔だった。

 

 

言葉を教え合うと一気に距離が縮まる。

それに相手の素の顔を見ることができる。

異文化コミュニケーションのコツの一つと感じた。

 

 

まとめ

以上、4組目のフランスからのゲストを接客してをまとめてみる。

 

「欧米圏だろうが英語より熱意が大事である」

 

「相手の好みを聞いたら即座にオススメの場所を教えるべし」

 

「言葉の教え合いが距離を縮める」