野菜のレストラン

お野菜、たしなんでる??農家の台所という野菜のレストランで働く「野菜のお兄さん」いたるが紹介していく、野菜・接客・健康の話!

「日暮里ザクロに絶対行っちゃダメ!」飲食店員が力説する11の理由

どうも!野菜のレストランで働くいたる(@ichikawaitalu)です!

皆さんは、日暮里にあるザクロという店をご存知でしょうか!?

 

職業柄いろんな飲食店に食べに行っているので

レビューを書いているのてすが、ここはすごいです。いい意味で危険です。

 

本来ならおすすめレビューを書くはずですが、

この店は危険すぎるので、絶対に行ってはいけないです。

絶対に。笑

被害者を増やさないためにもその理由をここで書いておきます。笑

 

けして、

「同業者として、こんな店に行ってしまわれたら、到底かなわない。

正直困る。だから絶対に行かないでほしいーーーーっ!!!」

とかそんな気持ちで言っているのでは絶対にないですよ?

そんなことあるわけないじゃないですか。

というか、この路線では到底勝負にならないし、戦うフィールドが違いすぎます。

そのくらい、圧倒的にオリジナルで「危険な」店です笑

 

(注)察しの良い方はお気づきかと思いますが

あえて注意を促すような書き方をしていますからね?

実際とても楽しいエンターテイメントにあふれた店です。

その「毒」というか「危険性」、もっと言うと「独自の中毒性」を

少しでも免疫つけるための注意と思ってください。

「120%楽しむために」というわけです。

ただ、【ネタバレMAX】なので真っさらな気持ちでザクロを楽しみたい方は

ここより先は本当の意味でネタバレによる危険性マックスなので引き返してください。

 

はい。

大丈夫ですか?行っちゃいますよ??

 

オッケー。

では、危険な店の案内に行ってみましょう!!!

 

 

1、入り口の世界観がありすぎる

 

日暮里駅から歩いて10分ほど。

階段の中ほどにある店の入り口が何かすでに違う。

ごちゃっとしてて何かの雑貨屋ぽいし、海外の匂いがするものが置いてあるし、

それでいて中は道場っぽい。一言で言うと、なんか怪しい。。

 

入りにくい。だけど気になる。

そのまま入らずに来た道を帰ってしまいたい気持ちになる。

一回素通りしてまた戻ってくる、と言う動作をすることになる人も多いと思う。

  

そしてこの入り口が

ホント巧妙に仕掛けられた罠だと言うことにはあとあとになって気づくことになる。

 

「よし」と思って中に入るとそこには早速

「見事なご褒美」が待っているからである。

 

これがタチが悪い。

小さなハードルとご褒美。

最強の組み合わせである。 

 

入り口からしてこんなに計算された危険な店は絶対にやばい店であるが、 

たいていのお客様はそれを素晴らしいと感じてしまうようにできている。

 

では何が待っているのか。説明しよう。

 

  

2、幻想的すぎる店内イルミネーション

 

店内に入るとなんだこれは!!!

天井に目を奪われてしまう。

 

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道場のように見えた広い空間にカラフルな無数のランプたち。

 さっきまでの怪しさムンムンの不信感から一転、

本当に色鮮やかで、形も様々で、幻想的な雰囲気に包まれる。

 

ちょっとした天国だなと思うとそれはもう危ない。

 

入って数秒でもうここが日本の日暮里だということを忘れている。

ちょっとだけだが感動を超えて恍惚とした気持ちになってしまう。

 

そしてそれはまんまとこの店の戦略にはまっているということだ。

 

あざとい。

こんなにあざとい店には来るべきではない。

目を覚ましてほしい。 

 

 

3、トラウマ接客のアリさん登場

 

そんな天国に浸っている暇もなくアリさんから声がかかる。

 

アリさん。この店の主人である。

この人が完全にやばい。

暴言・拉致・DV当たり前のトラウマ接客なのだ。

 

すでに友達(女性)が来ていたので合流する。 

道場のような店内に座布団と板が置いてありそこに座る。

すると耳を疑うようなことを言われた。

  

4、入って2分で「死んで欲しい」と言われる

 

3人で今回来店したのだが出迎えがもう強烈である。

 

最初に到着してたのは綺麗めな女性の友人で

私は少し遅れて到着したのだが

だからと言ってこんなことを言われるものだろうか。

 「そんな美人を連れてくるなんて、死んで欲しい」

店入ってすぐ暴言ですよ?

 

続けて、「これからこの子を口説くから30分ほど外を歩いていて」と。

  

いやいや、来たばっかりなんですけどっ!!

仮に来て時間経ってたとしても出て行けってなんだよっ!!

客を口説くな客をっ!!

もうツッコミの嵐である。笑

 

すでに来ていたその女性の友人は

荒川区役所に婚姻届を出しに行こう」

 と求婚されたらしい。。  

 

そして後で来たもう1人の男の友達は 

来て2分で「そこのヒゲの男」と呼ばれていた。。

 

そうして我々は入店早々にそれぞれ暴言と求婚という

アリさんの強烈すぎる洗礼を受けたのだった。

 

もうアリさんのペースでトルコの魔術にかけられており、

そういうのが大好きな3人はこの時点でもうすでにニヤニヤが止まらなかった。。 

 

 

5、トルコの危険な魔術がやばい

 

というわけで一杯目の注文である。

トルコのビールを頼んだので持ってきたのだが、

ここで言われた一言もトラウマだった。

 

 

「ちゃんと未成年か確認したいからズボン脱いでー」

 もう!笑

 

お客にズボン脱がせるのはおかしいだろ

何より脱いだところで未成年かの判断はつかないでしょっwww 

 

 だが友人も負けていなくて「分かりました!すぐ脱ぎます!」www

 そう言ってすぐに脱ぎ出そうとすると逆にアリさんびっくりしちゃって汗

 「このヒゲの男、要注意人物だ」汗汗

 とこぼして退散していた。完全にしてやったり。

  

というわけで、アリさんとは戦わないといけない。

それにいつ攻撃してくるかわからない。だから気が抜けない。

なので、そんな料理に手中できない店はお勧めしません。 

  

6、トラウマ接客が酷すぎてアリさんにしか集中できない

 

だがその後も数々のトラウマ接客が続く。

もうそれでお腹いっぱいになるくらい。 

その度に、爆笑に次ぐ、爆笑である。

 

ひとときも気が許せない。

いつアリさんがネタを仕掛けてくるかわからないから。

だからそういう意味で、リラックスして楽しめる食事では、ない

いつもハラハラしながらアリさんを目で追っている自分たちがいた。

 

しかも、謎なことに、なぜか、BGMがかかってなくて、

終始シーンとしている店内。

 

アリさんに集中するあまり、会話ができてなかった私たちは、 

その静寂の中、なんとも言えない気分で笑いをかみ殺していた。

 

食事なんだから、食事のメンバーでの会話が生まれてなかった。

そんな食事は嫌だ!という方は絶対来ちゃダメ

  

だから、やっぱりこの店は来ない方が良い。

 

6、【コスパ崩壊】2000円で「食べきれないコース」は本当に食べきれない

 

コスパという言葉が席巻して久しいが

こんなにもコスパが崩壊している店は見たことがない。

というかコスパが雪崩を起こしている。大雪崩である。

 

コースの名前からして「食べきれないコース」というストレートすぎる名前。

 

そんなこと言われたら頼むしかないんだがこれがすごかった。冗談抜きに。

 

出てくる出てくる、次から次に。本当に食べきれない。

サラダ、スープ、肉じゃがみたいなの、ケバブ、鳥の丸焼き。。。

なんのかんの。途中からもうわからない。

 そもそも分からないトルコ料理に、スピードがすごくて、

前の料理が食べ終わる前に来るもんだから、間に合わない。。 

 

しかも、途中、ワンスプーンでお料理持ってきてくれたり、

デーツをくれたり、少しずつ取り分けてくれる料理があったり。

  

7割来た段階ですでにもうお腹いっぱい。

それでもさらにぞくぞくと続く料理たち。やばいやばい。

 

そして面白いのは当然みんな食べきれないから、

 食べ終わって帰るタイミングで「お弁当箱ください」の声が飛び交うという。

それがデフォルトという、余って持ち帰るのが当たり前。という斬新なスタイル。

 

しかも、よくわからない料理ばっかりなのだが、なぜかほとんど全部うまい。

ここは否定する材料がない部分。降参です。

コスパを求める方々、ぜひ行ってみてください。

 

7、猫カフェでもフクロウカフェでもなくラクダカフェ?

 

世の中で動物のカフェは流行ってますよね。

ここはラクダカフェですよ!!

 

まあカフェではないし、ただの置物だけど。そして、でかい。

 

等身大のラクダの置物。置物にしてもラクダがある店は珍しいですよね。

 

ただ、ラクダの置物があるだけではもちろんない。

どういうことかというと、、

食事をしていると突然向こうの男性のお客がアリさんに召集された。

というか拉致られた。 続いて違う席の女性のお客も拉致られた。

 

二人が連れていかれたのは店内のラクダの置物。

そしてトルコ風の帽子を強引にかぶせられ女性はラクダに股がされ

男性はそのそばで手綱を持たされこう言われた。

「愛の告白をしろっ!!!」

 えええええっっっ!!!!!

 男性がモジモジしていると(そりゃそうだ)、

「空気を読めっ!!!」と一喝。

 

店内は何が起きたのか。とざわざわしつつも笑いが起きる会場の一体感。

 

当然アリさんは二人を放置し、もう料理を運んでる。

自由。。www

二人は顔を見合わせて、苦笑い。(そりゃそうだ) 

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友人も拉致られた時の写真です。 

 

店内で拉致される店なんて、本当に危険すぎる。

 だから、行ってはいけません。

(当然、このラクダが写真スポットです。帽子もかぶれます。)

  

8、まともな店員というかむしろ超いい感じの接客の店員がいるのだが一周回ってそれが逆に腹がたつ

 

という感じで強烈すぎるキャラクターのアリさんなんだが、

実は心強い味方もいる。

そしてこれが本当にシンプルに感じがいいお姉さん店員さんなんです。

安心してください。地獄に仏がいました。

 

しかも無茶苦茶なアリさんをたしなめたりするので

痛快な気分を味わうことができます。

 

時にたしなめ、時に呆れつつ、そのサポートをしているスタッフがいてよかった。

 

でもですね、それすらアリさんの計算なのかも?

そんな風に思い出すと、また地獄。

その良い接客も計算と思うと一周回ってアリさんに腹が立ってくるから不思議。

 

(深読みしすぎ??)

 

(帰り間際にはアリさん疲れちゃって、 

この子に店内で寝ながらマッサージされてた笑。)

 

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なんなんだよ!

店長が店でマッサージされてるみって!

 

だから接客いいからめちゃくちゃ悩むけど

やっぱりこの店はお勧めできない!!

 

9、謎に無料でベリーダンスが始まる

 

アリさん劇場に、食べきれないコースに、心身ともにお腹いっぱいで

本当に大盤振る舞いなんだが20時を超えると突如としてベリーダンスが始まる。笑

 

店内は大きなに空間が空いていて

だから入ってすぐに道場っぽいと思ったんだけど、

このためだったのだ。

 

一糸まとわぬことはないけれど布切れの面積の本当に小さな衣装で

 妖艶に身をくねらせる女の方、入場。

 

男達は鼻の下を存分に伸ばすことができる。そんな一瞬の天国。

 アリさんというムチの後の、甘い甘い飴である。

 

だがやっぱり

 

それは一瞬で

 

地獄になる。

 

天国が続くわけがないのだ。

 

 

二、三曲の天国の後、おもむろにスタッフが観客を拉致していく。

 

(拉致するのはアリさんだけではない。)

 

(ちなみに前述の感じのいい店員さんは

見えるところでなんか店の何かの内職をしていた。

やっぱり自由。)

 

そうして観客は舞台に上げられ、

 

3秒ほどのレクチャーの後、

 

強制的にベリーダンスさせられるのである!!

 

強制的に!!!

 

血祭りである。

 

有無を言わせぬ強制参加型エンターテイメント。

 

恥ずかしがってもいられないから、もうないフリ構わず踊るしかない。

 

飴の後、しっかりとムチが用意されていた。

 

本当に嫌だ。

 

 

 

 

 

こんな店、ぜったいに行くべきではない。

ベリーダンスすることなんてないし、

みんなで踊るから楽しいんだけどね。 

 

 

10、無料で水タバコ(シーシャ)が味わえる

 

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地獄のような無茶ぶりのベリーダンスの後は

またしても巧妙に飴がスタンバイされている。

 

んーーこれ何回鞭と飴が繰り返されてるの??混乱する

 

3名以上なのだが、水タバコを吸えるサービスが付いてきます。 

(2人だと別料金)

 

人生初のシーシャ(水タバコ)だったが、

素晴らしいなと迂闊にも思ってしまったのは、

 

・いい香りを吸い込める

・異国情緒を味わえる

・タバコを吸ってる気分になれる

・なんとも言えない水タバコマシーンが可愛い

・ブクブク音をさせられるから楽しい

・しかもそれがタダだというお得感

 

簡単に欲しくなってしまった。

子供だましであるがまんまと引っかかってしまった。

 

カタログもしっかり置いてあって、ちゃんと売ってもいる。

しかもどれもインテリアとして機能するような不思議な形と雰囲気なんです。

 

アリさん、憎たらしいくらいの商売上手である。

しかも隣座っていた女性のゲストは

この水タバコを吸いにわざわざ来ていた。

 

そんな熱狂的なファンというか、水タバコ中毒者まで作ってしまう。

 こんな商売っ気のある店、絶対に来てはならない。危険である。

 

 

 11、色々買えるしランプ作ることもできる

 

水タバコだけではない 。

 店内には他にも様々なものが売られている。

 

食事に出てきたデーツもそう。

美味しい甘いお菓子のような木の実。

こんなのカバンに入ってたら女子力高い。

こんなの、ついついお土産に買ってしまうではないか。危険だ。

 

そしてなんと

実は天井のトルコランプも全部売り物なのであった。

確かによく見ると値札が付いている。。

 

幻想的な雰囲気の演出しながらの商品陳列。トルコ人のしたたかさ。

 うっとり見つめてしまった俺の中の女子心を返せ。なのである。

 

こんな危険な店は、忘れてください。

 いや、危険だからこそ絶対に来ないために、記憶に焼き付けてください。

 絶対に来てはいけない。

 

まとめ、ていうか見所ありすぎ!

 

以上、危険な点をレポートしてきたが、

 以上の11の理由によって、ここには来ていけないのである。

 

(嘘だよ、ぜひ行ってみて!)

 

長々とどうもありがとうございました!!!🙇‍♂️

 

 

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おまけ、気になる方はこちらもどうぞ!

 

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【自己紹介】「野菜のお兄さん」いたる について

 

【お店紹介】農家の台所という野菜のレストランについて

 

【総集編】話題のスーパーフードのモリンガまとめ

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