野菜のレストラン

お野菜、たしなんでる??農家の台所という野菜のレストランで働く「野菜のお兄さん」いたるが紹介していく、野菜・接客・健康の話!

うなぎってこんな奥深かったんだ!

はい!新宿の野菜のレストランで10年間働きながら、野菜に偏っている知識をどうにかするために、そして敬愛する美味しんぼ情報をまとめるためにアップしています、いたる(@ichikawaitalu)です!

 

今回は、美味しんぼ3巻の第1話、うなぎについての回を読んでの感想です。

 

うなぎって、一年に一回くらい食べますけど、意外と知らないことが多いんだなってい思いました。

 

では早速、あらすじを見てみましょう。

 

簡単なあらすじ

まずは軽く流れを押さえておくと、

 

・筏屋(いかだや)という老舗ウナギ屋の職人が暴れていると中松警部から山岡に連絡が入ります。

 

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・話を聞くと、筏屋のオーナーが変わり、うなぎ屋を割烹に変えるそうです。しかも効率化するために炭をガスに変えるのだと。

(💡ガスと炭では何か違うのでしょうか??)

 

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・「ガスで焼いたうなぎなんてうなぎじゃねえんだ!!」

そんなことを叫びながら職人は暴れていたのだそうです。

(💡そんな職人が暴れまわるほど、ガスがダメなのか気になりますよね??)

 

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・筏屋のオーナー側がニューギンザデパートに入るらしいと聞き一計を案じる山岡。

(ニューギンザデパートは山岡と仲のよいデパートです。)

 

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・オーナー側のオープンに合わせて、暴れていた職人に期間限定の店を出させようと山岡は画策します。昔ながらのやり方でうなぎを焼かせ、オーナー側から客を奪うという作戦を立てますが、果たして勝てるのか?

 

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・結果は大成功。オーナーも心を入れ替えめでたしめでたし

 

流れはこんな感じです。

すんなり大成功となりましたが、炭とガスで圧倒的に味に差が出たことが、職人側が買った要因なのでした。

 

では詳しく見ていきましょう。

 

うなぎを焼くのに、炭とガスで何が違うの??

ここですよね。どうなのでしょう。

炭だろうがガスだろうが火が入れば変わらないんじゃないの?

そんな風にも思ってしまいますよね。

 

実は、炭とガスでは味に雲泥の差が生まれるようです

 

では、それはなぜ?何が違うのか?

 

・うなぎをガスで焼くとガスの臭いがつく。

ガスには万が一ガスが漏れた時に人が気づけるようにわざと臭いが付いているらしいのです。これは知らなかった。

だから、ガス臭いのですね。漏れてたら一瞬でわかるようになっているんですね。

そのおかげで、ガス漏れが防げていると。

そのガスの臭いが、どうしてもうなぎにも付いてしまうんです。

そう考えると、つかないほうがおかしいですよね。

でもあんまりうなぎを食べてて気づかなたったなぁ、と過去を振り返って思うけどww

今度からしっかり味わって食べてみます。。

 

・うなぎの油とタレが炭の上に落ちて独特のいい煙が上がりうなぎに付く。

おお!!これは炭でないと生まれなさそうですね。

確かに、独特の香り、あるかもしれない!!と思いました。

 

漫画の中では、この香りが店の外まで漂って行って、うなぎ好きの人たちの鼻を刺激して、店内におびき寄せていましたww

 

しかし、俺それを嗅ぎ分けられるか自信ないwww

 

・うなぎがガスの成分で水っぽくなる

ガスは炭素と水素の成分だから燃焼すると水蒸気が発生する。

そのため、うなぎが水っぽくベショベショになってしまうとのことで、これは本当にわかる気がしました。

確かに、なんか水っぽいうなぎはよく食べたことある!!(自信あり!!)

よくないうなぎを食べている証拠!!なんだけどwww

 

これが炭で焼くことによって、ふっくらと食感の良いうなぎとなるのだそうな。

 

なるほどねぇ。 

 

だからうなぎは炭がいい

以上の理由によって、うなぎは炭がいいのである。のだそうだ。

知らなかったです本当に。勉強になりました。

 

しかし漫画の中でこうも論理的に説明されるとさぞや炭のうなぎはうまいんだろうなと思ってしまう。しかし一体炭のうなぎは現実世界でどこで食べることができるんだろうか。そしてそれを食して、俺は果たして味の違いが分かるんだろうか(とやはり不安になるw)。

 

うなぎと炭についてもうちょっと調べてみると

漫画の中では以上なのだが、好奇心をもとにもっと調べてみた

そうすると、さらに炭でなければいけない理由があった。

 

うなぎは遠赤外線のパワーで食感が変わる

炭火でよく聞くのが遠赤外線。

これは皆さんも聞いたことがあるんじゃないだろうか?

この遠赤外線のパワーで、表面はサクッと中はふっくら仕上がるんだそうだ。

だから美味しくなる。

ふむふむなるほど。これは水っぽくなるところとも相乗効果を発揮しそうだね。

カリッとなりつつ、水っぽくなるのも防げて、それでより美味しくなるというわけなんですね。

 

さらに言うと、炭火だと焼き上がりの中心温度は100℃以上にまで上がる。

からしっかりと中まで火が入る。

だが、ガスだとどうなる??

ガスでここまでしっかり温度を上げようとすると、逆に表面が焦げてしまうのだという。よく遠赤外線はじんわり熱を伝えるなんて言うけど、その効果が出ているというわけだ。

うなぎを焼くのは網より串が良い

あと、もう一つ重要なことがあった。

同じ炭火でも網焼きだと良くないらしい。

「えっ、炭ならなんでもいいんじゃないの??」

と思ったが、串じゃないといけない。なぜなら、網だとうなぎ自身の重みで網に食い込み気味になりふっくらしにくいことと、網に熱を奪われて炭の火が100%うなぎに伝わらない。しかも網の形がついてしまうこともある。悪いことばかりである。

しかし串だと、串からぶら下がる形となり、ふっくらしやすい。火とうなぎの間に何もないので、100%熱が伝わる。そして串がうなぎの中心部分にも熱を伝えてくれる。ここでいう串とは鉄の串のことです。だから熱を伝えるんですね。

 

んー理屈を聞くとことごとく納得、奥が深いですね。

やばい、うなぎを知ると、どんどん楽しくなってきた!!w

どうですか。皆さんも今度うなぎやに行った時はちらっと焼いている姿を覗いてみたくなりましたよね??

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後も美味しんぼをもとに様々な食べ物を追いかけていきます。

また本業の野菜も随時アップしていきますので、登録お願いいたします。

ではまたどこかでお会いしましょう!!