新宿にある農家の台所という野菜のレストランで働くいたる(@ichikawaitalu)です
今回は新玉ねぎって、玉ねぎとどう違うの?
っていう話です。
どうでしょう。皆様分かりますでしょうか。
お店でお客さんに説明していてもなかなか
意外と皆さん新玉ねぎってなんなのか知られていないなと感じたので
まとめてみました。
一体、新玉ねぎって、玉ねぎとどう違うの??
では早速行ってみましょう!
新玉ねぎは玉ねぎの最初に出てくる初物のこと!
新玉ねぎと玉ねぎはどこが違うのか。
一つは季節の始めに出る玉ねぎか、そうでないか。
そりゃそうですよね。「新」とつくくらいですから。
新◯◯という呼び名があるものには他にも新ジャガがありますが、
やはりこれも初物のことを指します。
新玉ねぎと新ジャガはほぼ同じ時期。両方美味しいいい季節ですね春って!
つまり季節が早いこと。
でも新ナスとか、新きゅうりとは言いませんよね??
ということは、ただ「季節が早いだけでは新◯◯は名乗れない」ということです。
ではあと何が違うのか。
新玉ねぎは普通の玉ねぎと違って◯◯させない
大事なのは、普通の玉ねぎとどう違うのかっていうことです。
新ナスも新きゅうりも存在しないのは、
それが普通のナスと普通のきゅうりとも違いがないから、です。
もちろん、季節の初物という違いはありますし、
厳密に言うと夏本番のナスやきゅうりと比べると味はやっぱり違うのですが。
でも、新玉ねぎや新ジャガに比べると味の違いは圧倒的に少ないと感じます。
さて。話を戻しましょう。
新玉ねぎと普通の玉ねぎのどこが違うのか、という話です。
まず普通の玉ねぎだどういうものかを知らないといけないのですが、
普通の玉ねぎは収穫した後、乾燥させてから、出荷しているんですね。
収穫→乾燥→出荷の流れです。
これは乾燥させることで水分を飛ばし、保存性を高めているのです。
野菜の中でも日持ちがするのが玉ねぎの良いところですからね。そのためにしっかりと干しておくことが必要になるわけですね。
だからこそ、常温で置いておいても長期間持ちがいいのです。
それに対して新玉ねぎはどうなのか。
答え=乾燥させません。
収穫→出荷です。
だからこそ、みずみずしく甘い。だからこそ辛かったり苦かったりするあの味はないのです。
生で食べるのに向いているのはそのためです。
ちなみに
玉ねぎで有名な淡路島では
季節になると軒先に大量の玉ねぎがぶら下がり
島全体が玉ねぎの香りで包まれるとかw
さすがにそれは言い過ぎ!ですよねw
一種の都市伝説なんでしょう。だって今は冷蔵施設の中で乾燥させるから。
けど、いつか確かめに行きたいですねぇ(遠い目)。私の夢の一つです。
以上、意外と知られていない新玉ねぎの秘密をお届けしました。
お読みいただきありがとうございます!
良い1日を\(^o^)/